食パンがへこまない力とは?
「赤ちゃんのお頭の形が気になる」 「向き癖や絶壁を優しくケアしてあげたい」
そう思って頭の骨のケアついて調べると、「食パンがへこまないくらいの力で施術します」という言葉を目にすることがあるかもしれません。
「食パンがへこまないって、一体どれくらいの力加減なの?」 「そんなに弱い力で、本当に赤ちゃんの頭が整うの?」
私も学生のころ、そのように習い戸惑ったものです。「そんな軽く触れるだけの力で、本当に人の身体が変わるのだろうか?」と……。
今回は、私たちが施術で大切にしている「食パンがへこまない力加減」の秘密と、なぜそれが赤ちゃんのケアに必要なのかについてお話しします。
「食パンがへこまない力」=わずか 5g(5グラム)
食パンの表面にそっと指を置いたとき、少しでもギュッと押し込むと、パンには指の跡(凹み)が残ってしまいますよね。
パンをへこませないように触れる力……それは重さにするとわずか「5g(5グラム)程度」です。
具体的にイメージすると、次のような感覚です。
1円玉を5枚、指の上に乗せたときの重み
自分の目を閉じて、まぶたの上から眼球を押さないようにそっと触れる感じ
羽毛や水滴がふわっと肌に乗っているような感覚
「指を置いている」というよりも、「指の重さすら自分の体で支えて、肌の表面にそっと触れさせているだけ」という、ごくごく微小な圧力です。
なぜ、そんなに弱い力でケアするの?
「赤ちゃんのお頭を丸く整えるなら、ある程度しっかり力をかけた方が効くのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、学生時代の私が実際に臨床の現場で学んだのは、赤ちゃんの頭蓋骨と身体には「この5gの優しさでなければならない大切な理由」があるということでした。
1. 赤ちゃんの頭蓋骨は、とってもデリケート
赤ちゃんの頭の骨はまだ柔らかく、骨と骨のつなぎ目(縫合)も完全に閉じていません。強い力を加えると身体が「攻撃された!」と反応し、防衛本能でキュッと緊張して固くなってしまいます。
2. 本来もっている「広がろうとする力」を引き出すため
オステオパシーの頭蓋骨ケアは、外から力づくで形を変えるものではありません。 赤ちゃん自身が持っている「自然にバランスを整えようとする力(生体リズム)」にそっと寄り添い、その微細な動きを邪魔しないように手を添えるケアです。
5gという優しいタッチだからこそ、赤ちゃんは安心して全身の力を抜き、お頭や身体の緊張がふわっと緩んでいきます。
施術中の赤ちゃんは、うっとりスヤスヤ…
「食パンもへこまない力」での施術ですので、赤ちゃんが痛がったり嫌がったりすることはまずありません。
多くの赤ちゃんが、施術が始まると緊張がほぐれて心地よくなり、気持ちよさそうにスヤスヤと眠ってしまったり、うっとりとした表情を見せてくれます。
「力任せに直す」のではなく、「赤ちゃんが自分で綺麗に整っていくお手伝いをする」。それが、私たちの行うオステオパシーの頭蓋骨ケアです。
まとめ
食パンがへこまない力 = 約5g(1円玉5枚分の重み)
強い力を使わないからこそ、赤ちゃんの身体が安心して緩む
本来の自然なめぐりと発育を促す、安全で優しいケア
赤ちゃんの頭の形や向き癖、絶壁などでお悩みのお母さま・お父さま。 「どんなケアをするんだろう?」と不安な方も、どうぞ安心してご相談くださいね。
ふんわりと柔らかい「食パンがへこまない優しさ」で、赤ちゃんとお母さまの心と身体をサポートいたします。
